みなさんどうもはじめまして。
雲打ちと申します。大阪でモダンで遊んでます。
これまで青トロンを愛用して2年以上の時が経ちましたが、青トロンについてより詳しく書かれた資料が存在しないということに気づき、このDiarynoteを立ち上げるに至りました。
青トロンの概要について述べられた記事であればどこぞの某最大手のMTGオンラインショップのデッキ紹介記事やmtg公式サイトのデッキ紹介記事(※この記事で挙げられたデッキリストは私が組んだものです)が親切に伝えているのですが、その先にあるデッキ調整を進めるうえでの考え方や指針を提供するものは見たことがないのです。そこで、私が先んじてみようということで情報を発信していこうという次第です。
これを読んでデッキ調整を進める上で役に立てばこの上なく嬉しい限りです。


では、本編へ!


1.デッキ調整とデッキリストの研究について

このテーマを選んだのはどうしてか?
答えはひとつ。

使い手ごとにデッキの構成があまりに異なりすぎているということです。

メインボード・サイドボードの中身にとどまらず、試合をするうえでの方向性も含めて人ぞれぞれの考え方が異なるいっても過言ではありません。
このことは他のどのフォーマットよりも無数のアーキタイプが乱立するモダンにおいて青トロンが備えている最も稀有な性質として真っ先に挙げられます。

このことから、調整の際に見本となったリストにあるカード「A」が採用されていた場合、
それをそのまま貴方のデッキに「A」を採用していいのかをよくよく吟味しないといけないことになります。
(具体例:幽霊街、地盤の際、廃墟の地はいずれも土地を破壊することのできる土地であるが、いずれも厳密には利点・欠点が存在する。勝ち上がったリストがこのうちいずれかを選んだという事実よりもどうしてそれを好んで用いたのかを検討しないといけない)

というように、作成者はデッキリストの75枚でモダンの試合をどう戦っていこうとしているのかをイメージできるように吟味し尽くすことが上達の近道となるでしょう。
モダンを楽しむ上で敢えて青トロンを選んだ方にはこのことを踏まえていただけると、調整がはかどるかと考えます。


要約: 構成をコピるなら、作成者の脳内も併せてコピれ

2.現在確認されている青トロンの型について

楽しむことにこだわる型も含めたらそれこそキリがないので、エントリーモデルと入賞実績のあるもの(MOリーグ、SCG、BMO、晴れる屋杯、MMM等)をあげていくと・・・・

以下のとおりです。
申し訳程度の解説も加えて!
※通称はデッキ構成から僕が独断と偏見でつけさせていただきました。

13エムラ型
⇒血清の幻視、フェッチランドがメインボードでそれぞれ4枚ずつ入っており、13エムラこと「約束された終末、エムラクール」が早ければ4ターン目に叩きつけられるタイプ
サイドボードには徴用という強烈なピッチスペルが採用されていて、思い切った動きも可能。
予見者・チャリス型
⇒メインボードに難題の予見者と虚空の杯が多めに採用されている。
 虚空の杯で青トロンにとって不都合なスペルを軒並みシャットアウトできる。
 青トロンの中では最もウルザトロンに依存せずに勝利しやすいと思われる。
 なかにはメインボードに難題の予見者が4枚採用されているものも確認されている。
 ちなみに私はこの型を長らく使っている。

真面目な身代わり・タリスマン搭載のクラシックスタイル
⇒エントリーモデルとして定番なのがこちら。
 安くて簡単に組めて楽しめるといえばこちら。
 タリスマンと組み合わせれば割とウルザトロンを使わずとも大技を繰り出しやすい。
 その代わり、早いデッキには軒並みキツいだけでなく、石のような静寂にもキツい。

予見者・ワームとぐろ・ウラモグ型
⇒精神を刻む者、ジェイスと血編み髪のエルフがモダンに解き放たれて以降、晴れる     屋(首都圏の店舗)のモダン杯を制して名乗りを挙げた型がこちら。
  ウルザトロンの力こそ正義と言わんばかりにパワープレイが可能。
上に述べた難題の予見者を4枚メイン投入したのがこちらである。

けちな贈り物型
⇒モダン環境屈指のアドバンテージカードである「けちな贈り物」を青トロンに組み込んだ型であり、根強いファンも多い。用途がトロン成立やフィニッシャー調達にとどまらず単純なカード供給として幅広いためであろう。

shoktroopa型
⇒青トロン使いであれば知る人ぞ知るMOモダンにおける青トロンの名手中の名手が手    がけるすべての型を指す。
  これまでの使用が確認されている型や特徴としては・・・・・・
     (a) 疎石の魔道士、トレイリア西部、けちな贈り物をも採用したシルバーバレット型
    (b) 四肢切断をたくさん採用している
     (c) 直近であるとタリスマン3枚にウルザの後継、カーンを搭載したものがある
     (d) 真面目な身代わりを愛用している。
  MOモダンにおける歴戦の雄から学べることは多いので、みんなもこの人から学ぼう!
  正直なところ、この人の脳内を暴くのは困難を極めますが、それだけの値打ちはあります。
 
他にも挙げられなくはないですが、ひとまずここまでとします。

要約:マジで十人十色だから!!!!

3.最後に

ここまで挙げてみましたが、これに加えて採用するパーツとの兼ね合いも考慮すると更に細かくデッキ構成が細分化されていきます。そうしてオーダーメイドの青トロンが完成することになります。
細かなパーツについての考察は次回にしたい思います。

さあ、アナタはどんな青トロン??

それではここまでお付き合いいただきありがとうございました。
また次回!

コメント