第1ターン:採用しうるカード一覧 土地編
2018年5月20日 ゲーム コメント (2)みなさん、こんばんは。
前回は青トロンでみられる構成について紹介しました。
これを通じて青トロンについての理解が深まったのであれば嬉しい限りでございます。
そして、今回は青トロンで採用しうるカードについて紹介してまいります。
流れとしましては、土地⇒呪文(生物以外)⇒生物 といった三本立てで行く予定です。
というわけで、土地編はっじまっるよー。
土地編
はじめに:青トロンはウルザ土地を使うので、当然のごとく・・・以下の三種が使われます。
・ウルザの塔
・ウルザの魔力炉
・ウルザの鉱山
基本的に3種それぞれ4枚ずつの合計12枚が基本的に採用されますね。
なお、なかには青マナをムラなく確保したいなんて考える方もいると思うので(※私もその一人です)、その点について補足すると、11枚でもやれなくはないです。
ちなみに私は過去にウルザ土地10枚で試合に臨んだことがありますが、その日は0-3と惨敗しました。なので、減らしすぎには気をつけましょう。
①青マナ供給
・島 ⇒ アンタップインで置けて青マナが生める最強カードのひとつ、しかも5枚以上積める。必要不可欠
・冠雪の島⇒ 氷雪マナが生める島(もちろん基本土地)。けちな贈り物を用いるデッキに島と併せて採用されていることが多い。
・涙の川⇒アンタップインで置ける数少ない青マナのひとつ。
土地が場に出たターンは黒マナが生める。仕組まれた爆薬の烈日を伸ばすのにも重宝する1枚。
・雲の宮殿、朧宮
⇒こちらも上と同じく基本でない青マナを生む土地。自身を手札に戻す能力は青マナをやりくりするのに使えることもある。
・水辺の学舎、水面院 ⇒基本的に同上。 伝説のパーマネントをアンタップする能力は使いどころがほとんどないので朧宮よりも優先度は低い。
・ハリマーの深み
⇒ タップインの青マナ土地。場に出たときにライブラリートップから3枚めくって順番を並び替えることのできる誘発型能力が付いている。不要牌をデッキボトムに送れないのが残念。青単エルドラージでは使われているが青トロンでの採用例は未だ確認されていない。
補足:島以外の土地を要求する理由としては、窒息や沸騰のような島殺し系のスペルを上手くよける必要があるためです。また、涙の川は仕組まれた爆薬ユーザーなら積んでおいて損はありません。基本的にこれらはブレンド使用すればいいでしょう。自身がモダンで遊ぶであろう環境内に血染めの月の採用が多いなと感じたら島の枚数を増やすのもアリです。トレイリア西部も青マナを供給しますが、後続で紹介したいのでここでは省略。
②その他機能的な土地たち
・アカデミー廃墟
⇒ 青トロンが強く使える1枚。みんな大好き無限スレイバーを支える。
これのおかげで知識の渇望で有効牌をいったん墓地に預けておくこともでき
るため、青トロンの戦略上最も重要なカードのひとつ。
それゆえに墓地対策の標的にもなりやすい。
・トレイリア西部
⇒ タップインの青マナ土地。その代わり変成(起動コストが青青①)という0マナのカードを探して手札に加える能力を持つ。
具体的には、歩行バリスタや虚空の杯、仕組まれた爆薬、土地カードもサーチできる。また、5枚目の探検の地図ということもできる。
歩行バリスタをメインから採用しているのであれば入れた方がより強く使える1枚。
・ボジューカの沼
⇒ タップインの黒マナ土地。場に出たとき、対象のプレイヤーの墓地にあるカードをすべて追放する。
敢えてこのカードを紹介することを決めた理由としては、探検の地図から墓地対策カードとして手札にもってこられる点に着目したためです。
外科的摘出や大祖始の遺産etc・・・墓地対策としてとりうるものはあるにはありますが、これらはいずれも初手にあることもドローして引き込めることを保証してはくれません。そこで、より確実にかつ能動的に墓地対策を仕掛けたいという要望に応えうるのがボジューカの沼であると理解しております。
ただし、探検の地図で敢えてウルザトロンを引っ張ってこないというのは青トロンの動きとしては明らかに矛盾をきたします。したがって、ボジューカの沼を採用する場合は、ウルザトロンに依存しなくても闘えるのかどうかという点はクリアしなければいけません。
強いて言うなら、四肢切断を唱えるための黒マナを確保できる点や仕組まれた爆薬の烈日伸ばし要因として利用するなどして上手く使い切る考え方もあるにはあります。
・宝石の洞窟
後手番の不利を解消することができる伝説の土地。これによって初ターンから土地を2枚状態で呪文を構えることができるようになる。採用枚数の目安は1~2枚。2枚積む場合、
2枚目を引き込むと無駄牌になってしまうし、先手または後手で初手になければただの使い勝手の悪い無色土地でしかなくなるため、構築上の工夫は必須。
補足:アカデミーの廃墟以外は、自由枠して考えていただければと思います。トレイリア西部の場合であれば、サーチしたいものがどれだけあるのかを煎じ詰めていけば採用べきかどうかはっきりするでしょう。ボジューカの沼については僕個人の考えでしかないので、あくまで参考程度でどうぞ。言い換えれば、採用理由を合理的に説明できるのなら何使ってもアリということもでもあります。
③土地を破壊するやつらである幽霊街、地盤の際、廃墟の地について
各カードテキストは他のサイトにお任せするとして・・・・
ここに関しては私自身が感じたそれぞれの長所・短所を挙げてみようと思います。
・幽霊街
長所:起動するのに余分なマナが不要。つまり、自身をタップして生贄に捧げるだけでミシュラ土地やウルザトロンの成立を阻止することができる。また、青マナが足りないとき、これを使って自分の土地を壊して島をもってくることも可能(※土地25枚構築推奨)
そして、世界のるつぼとも組ませやすい。
なお、私は幽霊街を使っている。
短所:自分の土地が減り、相手と土地の枚数で劣ってしまう。
・地盤の際
長所: 確実に対戦相手から土地を1枚削ぎ落とせる。
比較的に広がりゆく海との相性も良い。
短所:①マナと自身タップを要求するため、打ち消しを構える挙動と被るおそれあり。
対戦相手の場にある土地が3枚以下だと起動できない。具体的には親和やマーフォークが相手となる場合、ミシュラ土地が割れずに負けてしまうリスクがある。 また、G系トロン相手だとわざとG系トロン側が土地の枚数を3枚以下に置く枚数をとどめて起動を封じられるというリスクもないではない(だからこそ、広がりゆく海ではある)
・廃墟の地
長所:土地の枚数を減らさずに相手のミシュラ土地やウルザ土地に対処することができる。自身の島をアンタップ状態でもってこれるのも良い。
地盤の際とも同様、広がりゆく海との相性が良い。相手の色マナを縛る動きを想定するという面ではこちらも許容範囲内。
短所:起動コストが②マナ+自身生贄と重い。起動コストを維持しながら呪文構える挙動が噛み合わない場合もある。ただし、この点は起動するタイミングを工夫すれば問題は起こりにくいようにも思われる。
補足:どれが一番強いのかは個人個人が決めればいいです。それぞれにおける一長一短を理解した上で上手く立ち回れるのであれば。なお、併用もアリ。
というわけで、今回はここまで。
最後に・・・・
採用すべき土地の枚数の話に関しては、後々のエントリーで触れる予定です。
次回は、スペル編(生物以外)について紹介する予定です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それではまた次回!
前回は青トロンでみられる構成について紹介しました。
これを通じて青トロンについての理解が深まったのであれば嬉しい限りでございます。
そして、今回は青トロンで採用しうるカードについて紹介してまいります。
流れとしましては、土地⇒呪文(生物以外)⇒生物 といった三本立てで行く予定です。
というわけで、土地編はっじまっるよー。
土地編
はじめに:青トロンはウルザ土地を使うので、当然のごとく・・・以下の三種が使われます。
・ウルザの塔
・ウルザの魔力炉
・ウルザの鉱山
基本的に3種それぞれ4枚ずつの合計12枚が基本的に採用されますね。
なお、なかには青マナをムラなく確保したいなんて考える方もいると思うので(※私もその一人です)、その点について補足すると、11枚でもやれなくはないです。
ちなみに私は過去にウルザ土地10枚で試合に臨んだことがありますが、その日は0-3と惨敗しました。なので、減らしすぎには気をつけましょう。
①青マナ供給
・島 ⇒ アンタップインで置けて青マナが生める最強カードのひとつ、しかも5枚以上積める。必要不可欠
・冠雪の島⇒ 氷雪マナが生める島(もちろん基本土地)。けちな贈り物を用いるデッキに島と併せて採用されていることが多い。
・涙の川⇒アンタップインで置ける数少ない青マナのひとつ。
土地が場に出たターンは黒マナが生める。仕組まれた爆薬の烈日を伸ばすのにも重宝する1枚。
・雲の宮殿、朧宮
⇒こちらも上と同じく基本でない青マナを生む土地。自身を手札に戻す能力は青マナをやりくりするのに使えることもある。
・水辺の学舎、水面院 ⇒基本的に同上。 伝説のパーマネントをアンタップする能力は使いどころがほとんどないので朧宮よりも優先度は低い。
・ハリマーの深み
⇒ タップインの青マナ土地。場に出たときにライブラリートップから3枚めくって順番を並び替えることのできる誘発型能力が付いている。不要牌をデッキボトムに送れないのが残念。青単エルドラージでは使われているが青トロンでの採用例は未だ確認されていない。
補足:島以外の土地を要求する理由としては、窒息や沸騰のような島殺し系のスペルを上手くよける必要があるためです。また、涙の川は仕組まれた爆薬ユーザーなら積んでおいて損はありません。基本的にこれらはブレンド使用すればいいでしょう。自身がモダンで遊ぶであろう環境内に血染めの月の採用が多いなと感じたら島の枚数を増やすのもアリです。トレイリア西部も青マナを供給しますが、後続で紹介したいのでここでは省略。
②その他機能的な土地たち
・アカデミー廃墟
⇒ 青トロンが強く使える1枚。みんな大好き無限スレイバーを支える。
これのおかげで知識の渇望で有効牌をいったん墓地に預けておくこともでき
るため、青トロンの戦略上最も重要なカードのひとつ。
それゆえに墓地対策の標的にもなりやすい。
・トレイリア西部
⇒ タップインの青マナ土地。その代わり変成(起動コストが青青①)という0マナのカードを探して手札に加える能力を持つ。
具体的には、歩行バリスタや虚空の杯、仕組まれた爆薬、土地カードもサーチできる。また、5枚目の探検の地図ということもできる。
歩行バリスタをメインから採用しているのであれば入れた方がより強く使える1枚。
・ボジューカの沼
⇒ タップインの黒マナ土地。場に出たとき、対象のプレイヤーの墓地にあるカードをすべて追放する。
敢えてこのカードを紹介することを決めた理由としては、探検の地図から墓地対策カードとして手札にもってこられる点に着目したためです。
外科的摘出や大祖始の遺産etc・・・墓地対策としてとりうるものはあるにはありますが、これらはいずれも初手にあることもドローして引き込めることを保証してはくれません。そこで、より確実にかつ能動的に墓地対策を仕掛けたいという要望に応えうるのがボジューカの沼であると理解しております。
ただし、探検の地図で敢えてウルザトロンを引っ張ってこないというのは青トロンの動きとしては明らかに矛盾をきたします。したがって、ボジューカの沼を採用する場合は、ウルザトロンに依存しなくても闘えるのかどうかという点はクリアしなければいけません。
強いて言うなら、四肢切断を唱えるための黒マナを確保できる点や仕組まれた爆薬の烈日伸ばし要因として利用するなどして上手く使い切る考え方もあるにはあります。
・宝石の洞窟
後手番の不利を解消することができる伝説の土地。これによって初ターンから土地を2枚状態で呪文を構えることができるようになる。採用枚数の目安は1~2枚。2枚積む場合、
2枚目を引き込むと無駄牌になってしまうし、先手または後手で初手になければただの使い勝手の悪い無色土地でしかなくなるため、構築上の工夫は必須。
補足:アカデミーの廃墟以外は、自由枠して考えていただければと思います。トレイリア西部の場合であれば、サーチしたいものがどれだけあるのかを煎じ詰めていけば採用べきかどうかはっきりするでしょう。ボジューカの沼については僕個人の考えでしかないので、あくまで参考程度でどうぞ。言い換えれば、採用理由を合理的に説明できるのなら何使ってもアリということもでもあります。
③土地を破壊するやつらである幽霊街、地盤の際、廃墟の地について
各カードテキストは他のサイトにお任せするとして・・・・
ここに関しては私自身が感じたそれぞれの長所・短所を挙げてみようと思います。
・幽霊街
長所:起動するのに余分なマナが不要。つまり、自身をタップして生贄に捧げるだけでミシュラ土地やウルザトロンの成立を阻止することができる。また、青マナが足りないとき、これを使って自分の土地を壊して島をもってくることも可能(※土地25枚構築推奨)
そして、世界のるつぼとも組ませやすい。
なお、私は幽霊街を使っている。
短所:自分の土地が減り、相手と土地の枚数で劣ってしまう。
・地盤の際
長所: 確実に対戦相手から土地を1枚削ぎ落とせる。
比較的に広がりゆく海との相性も良い。
短所:①マナと自身タップを要求するため、打ち消しを構える挙動と被るおそれあり。
対戦相手の場にある土地が3枚以下だと起動できない。具体的には親和やマーフォークが相手となる場合、ミシュラ土地が割れずに負けてしまうリスクがある。 また、G系トロン相手だとわざとG系トロン側が土地の枚数を3枚以下に置く枚数をとどめて起動を封じられるというリスクもないではない(だからこそ、広がりゆく海ではある)
・廃墟の地
長所:土地の枚数を減らさずに相手のミシュラ土地やウルザ土地に対処することができる。自身の島をアンタップ状態でもってこれるのも良い。
地盤の際とも同様、広がりゆく海との相性が良い。相手の色マナを縛る動きを想定するという面ではこちらも許容範囲内。
短所:起動コストが②マナ+自身生贄と重い。起動コストを維持しながら呪文構える挙動が噛み合わない場合もある。ただし、この点は起動するタイミングを工夫すれば問題は起こりにくいようにも思われる。
補足:どれが一番強いのかは個人個人が決めればいいです。それぞれにおける一長一短を理解した上で上手く立ち回れるのであれば。なお、併用もアリ。
というわけで、今回はここまで。
最後に・・・・
採用すべき土地の枚数の話に関しては、後々のエントリーで触れる予定です。
次回は、スペル編(生物以外)について紹介する予定です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それではまた次回!
第0ターン:自己紹介と前置きとしての青トロン
2018年5月20日 ゲームみなさんどうもはじめまして。
雲打ちと申します。大阪でモダンで遊んでます。
これまで青トロンを愛用して2年以上の時が経ちましたが、青トロンについてより詳しく書かれた資料が存在しないということに気づき、このDiarynoteを立ち上げるに至りました。
青トロンの概要について述べられた記事であればどこぞの某最大手のMTGオンラインショップのデッキ紹介記事やmtg公式サイトのデッキ紹介記事(※この記事で挙げられたデッキリストは私が組んだものです)が親切に伝えているのですが、その先にあるデッキ調整を進めるうえでの考え方や指針を提供するものは見たことがないのです。そこで、私が先んじてみようということで情報を発信していこうという次第です。
これを読んでデッキ調整を進める上で役に立てばこの上なく嬉しい限りです。
では、本編へ!
1.デッキ調整とデッキリストの研究について
このテーマを選んだのはどうしてか?
答えはひとつ。
使い手ごとにデッキの構成があまりに異なりすぎているということです。
メインボード・サイドボードの中身にとどまらず、試合をするうえでの方向性も含めて人ぞれぞれの考え方が異なるいっても過言ではありません。
このことは他のどのフォーマットよりも無数のアーキタイプが乱立するモダンにおいて青トロンが備えている最も稀有な性質として真っ先に挙げられます。
このことから、調整の際に見本となったリストにあるカード「A」が採用されていた場合、
それをそのまま貴方のデッキに「A」を採用していいのかをよくよく吟味しないといけないことになります。
(具体例:幽霊街、地盤の際、廃墟の地はいずれも土地を破壊することのできる土地であるが、いずれも厳密には利点・欠点が存在する。勝ち上がったリストがこのうちいずれかを選んだという事実よりもどうしてそれを好んで用いたのかを検討しないといけない)
というように、作成者はデッキリストの75枚でモダンの試合をどう戦っていこうとしているのかをイメージできるように吟味し尽くすことが上達の近道となるでしょう。
モダンを楽しむ上で敢えて青トロンを選んだ方にはこのことを踏まえていただけると、調整がはかどるかと考えます。
要約: 構成をコピるなら、作成者の脳内も併せてコピれ。
2.現在確認されている青トロンの型について
楽しむことにこだわる型も含めたらそれこそキリがないので、エントリーモデルと入賞実績のあるもの(MOリーグ、SCG、BMO、晴れる屋杯、MMM等)をあげていくと・・・・
以下のとおりです。
申し訳程度の解説も加えて!
※通称はデッキ構成から僕が独断と偏見でつけさせていただきました。
・13エムラ型
⇒血清の幻視、フェッチランドがメインボードでそれぞれ4枚ずつ入っており、13エムラこと「約束された終末、エムラクール」が早ければ4ターン目に叩きつけられるタイプ
サイドボードには徴用という強烈なピッチスペルが採用されていて、思い切った動きも可能。
・予見者・チャリス型
⇒メインボードに難題の予見者と虚空の杯が多めに採用されている。
虚空の杯で青トロンにとって不都合なスペルを軒並みシャットアウトできる。
青トロンの中では最もウルザトロンに依存せずに勝利しやすいと思われる。
なかにはメインボードに難題の予見者が4枚採用されているものも確認されている。
ちなみに私はこの型を長らく使っている。
・真面目な身代わり・タリスマン搭載のクラシックスタイル
⇒エントリーモデルとして定番なのがこちら。
安くて簡単に組めて楽しめるといえばこちら。
タリスマンと組み合わせれば割とウルザトロンを使わずとも大技を繰り出しやすい。
その代わり、早いデッキには軒並みキツいだけでなく、石のような静寂にもキツい。
・予見者・ワームとぐろ・ウラモグ型
⇒精神を刻む者、ジェイスと血編み髪のエルフがモダンに解き放たれて以降、晴れる 屋(首都圏の店舗)のモダン杯を制して名乗りを挙げた型がこちら。
ウルザトロンの力こそ正義と言わんばかりにパワープレイが可能。
上に述べた難題の予見者を4枚メイン投入したのがこちらである。
・けちな贈り物型
⇒モダン環境屈指のアドバンテージカードである「けちな贈り物」を青トロンに組み込んだ型であり、根強いファンも多い。用途がトロン成立やフィニッシャー調達にとどまらず単純なカード供給として幅広いためであろう。
・shoktroopa型
⇒青トロン使いであれば知る人ぞ知るMOモダンにおける青トロンの名手中の名手が手 がけるすべての型を指す。
これまでの使用が確認されている型や特徴としては・・・・・・
(a) 疎石の魔道士、トレイリア西部、けちな贈り物をも採用したシルバーバレット型
(b) 四肢切断をたくさん採用している
(c) 直近であるとタリスマン3枚にウルザの後継、カーンを搭載したものがある
(d) 真面目な身代わりを愛用している。
MOモダンにおける歴戦の雄から学べることは多いので、みんなもこの人から学ぼう!
正直なところ、この人の脳内を暴くのは困難を極めますが、それだけの値打ちはあります。
他にも挙げられなくはないですが、ひとまずここまでとします。
要約:マジで十人十色だから!!!!
3.最後に
ここまで挙げてみましたが、これに加えて採用するパーツとの兼ね合いも考慮すると更に細かくデッキ構成が細分化されていきます。そうしてオーダーメイドの青トロンが完成することになります。
細かなパーツについての考察は次回にしたい思います。
さあ、アナタはどんな青トロン??
それではここまでお付き合いいただきありがとうございました。
また次回!
雲打ちと申します。大阪でモダンで遊んでます。
これまで青トロンを愛用して2年以上の時が経ちましたが、青トロンについてより詳しく書かれた資料が存在しないということに気づき、このDiarynoteを立ち上げるに至りました。
青トロンの概要について述べられた記事であればどこぞの某最大手のMTGオンラインショップのデッキ紹介記事やmtg公式サイトのデッキ紹介記事(※この記事で挙げられたデッキリストは私が組んだものです)が親切に伝えているのですが、その先にあるデッキ調整を進めるうえでの考え方や指針を提供するものは見たことがないのです。そこで、私が先んじてみようということで情報を発信していこうという次第です。
これを読んでデッキ調整を進める上で役に立てばこの上なく嬉しい限りです。
では、本編へ!
1.デッキ調整とデッキリストの研究について
このテーマを選んだのはどうしてか?
答えはひとつ。
使い手ごとにデッキの構成があまりに異なりすぎているということです。
メインボード・サイドボードの中身にとどまらず、試合をするうえでの方向性も含めて人ぞれぞれの考え方が異なるいっても過言ではありません。
このことは他のどのフォーマットよりも無数のアーキタイプが乱立するモダンにおいて青トロンが備えている最も稀有な性質として真っ先に挙げられます。
このことから、調整の際に見本となったリストにあるカード「A」が採用されていた場合、
それをそのまま貴方のデッキに「A」を採用していいのかをよくよく吟味しないといけないことになります。
(具体例:幽霊街、地盤の際、廃墟の地はいずれも土地を破壊することのできる土地であるが、いずれも厳密には利点・欠点が存在する。勝ち上がったリストがこのうちいずれかを選んだという事実よりもどうしてそれを好んで用いたのかを検討しないといけない)
というように、作成者はデッキリストの75枚でモダンの試合をどう戦っていこうとしているのかをイメージできるように吟味し尽くすことが上達の近道となるでしょう。
モダンを楽しむ上で敢えて青トロンを選んだ方にはこのことを踏まえていただけると、調整がはかどるかと考えます。
要約: 構成をコピるなら、作成者の脳内も併せてコピれ。
2.現在確認されている青トロンの型について
楽しむことにこだわる型も含めたらそれこそキリがないので、エントリーモデルと入賞実績のあるもの(MOリーグ、SCG、BMO、晴れる屋杯、MMM等)をあげていくと・・・・
以下のとおりです。
申し訳程度の解説も加えて!
※通称はデッキ構成から僕が独断と偏見でつけさせていただきました。
・13エムラ型
⇒血清の幻視、フェッチランドがメインボードでそれぞれ4枚ずつ入っており、13エムラこと「約束された終末、エムラクール」が早ければ4ターン目に叩きつけられるタイプ
サイドボードには徴用という強烈なピッチスペルが採用されていて、思い切った動きも可能。
・予見者・チャリス型
⇒メインボードに難題の予見者と虚空の杯が多めに採用されている。
虚空の杯で青トロンにとって不都合なスペルを軒並みシャットアウトできる。
青トロンの中では最もウルザトロンに依存せずに勝利しやすいと思われる。
なかにはメインボードに難題の予見者が4枚採用されているものも確認されている。
ちなみに私はこの型を長らく使っている。
・真面目な身代わり・タリスマン搭載のクラシックスタイル
⇒エントリーモデルとして定番なのがこちら。
安くて簡単に組めて楽しめるといえばこちら。
タリスマンと組み合わせれば割とウルザトロンを使わずとも大技を繰り出しやすい。
その代わり、早いデッキには軒並みキツいだけでなく、石のような静寂にもキツい。
・予見者・ワームとぐろ・ウラモグ型
⇒精神を刻む者、ジェイスと血編み髪のエルフがモダンに解き放たれて以降、晴れる 屋(首都圏の店舗)のモダン杯を制して名乗りを挙げた型がこちら。
ウルザトロンの力こそ正義と言わんばかりにパワープレイが可能。
上に述べた難題の予見者を4枚メイン投入したのがこちらである。
・けちな贈り物型
⇒モダン環境屈指のアドバンテージカードである「けちな贈り物」を青トロンに組み込んだ型であり、根強いファンも多い。用途がトロン成立やフィニッシャー調達にとどまらず単純なカード供給として幅広いためであろう。
・shoktroopa型
⇒青トロン使いであれば知る人ぞ知るMOモダンにおける青トロンの名手中の名手が手 がけるすべての型を指す。
これまでの使用が確認されている型や特徴としては・・・・・・
(a) 疎石の魔道士、トレイリア西部、けちな贈り物をも採用したシルバーバレット型
(b) 四肢切断をたくさん採用している
(c) 直近であるとタリスマン3枚にウルザの後継、カーンを搭載したものがある
(d) 真面目な身代わりを愛用している。
MOモダンにおける歴戦の雄から学べることは多いので、みんなもこの人から学ぼう!
正直なところ、この人の脳内を暴くのは困難を極めますが、それだけの値打ちはあります。
他にも挙げられなくはないですが、ひとまずここまでとします。
要約:マジで十人十色だから!!!!
3.最後に
ここまで挙げてみましたが、これに加えて採用するパーツとの兼ね合いも考慮すると更に細かくデッキ構成が細分化されていきます。そうしてオーダーメイドの青トロンが完成することになります。
細かなパーツについての考察は次回にしたい思います。
さあ、アナタはどんな青トロン??
それではここまでお付き合いいただきありがとうございました。
また次回!