こんにちは、今年はとんでもなく暑いですが、ちゃんと水分補給して乗り切りましょう。

前回は打ち消し呪文が中心でした。
今回もその他のインスタントソーサリー呪文を挙げていきます。

バウンス
・撤廃(青X)
青トロンで用いられるど定番。X=0で自分のチャリスを手札に戻したり、自分のSCMや宝物の魔道士を対象にとって1枚引きつつそれらを手札に戻せばお手軽なカード供給になるので覚えといても損はない。
・サイクロンの裂け目(青①) ※超過コストは青⑥
対戦相手のコントロールする土地でないパーマネントをバウンス。
キャントリップはないが、超過コストを支払えばかなりの時間稼ぎが見込めます。
なるべく超過による運用を心がけるのが望まれる

・一瞬(青①) ※キッカー青①
ドミナリアで登場した新たなバウンス。キッカー支払えば1枚引けるオマケつき
キッカーで使うときは青青②となるので、起用する際にはその点留意されたい。

・危険な航海
イクサランで登場。パーマネントのマナコストが2以下であれば、占術2のオマケ付き
占術2が確実にできるわけではないため、起用する場合は当てる相手をある程度具体的に絞り込んだ方が無難

・残響する真実
キャントリップはないものの、同じ名前の土地でないパーマネントであれば全て手札に戻せるという特殊なオマケ付き。未練ある魂のような複数並びやすいものを的にすると使いどころは見えてくるかもしれない。

・暗記・記憶(青③)※暗記の方
呪文1つか土地でないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーのライブラリーの一番上から2枚目に置く分割カード。
MO5-0リストでたまに見かける。魂の洞窟に対して耐性がある。また、幽霊街や廃墟の地と組み合わせれば、実質的に除去カードのように使える。奔流の機械巨人との相性も良い。なお、当のMO5-0リストでも奔流の機械巨人が採用されていた。

まとめ:主役はやはり撤廃とサイクロンの裂け目。キャントリップと受けの広さを考えると、この2者が優先されるのも無理はない。超過コストの恩恵よりもキャントリップを重視したい人は一瞬をキッカーコストで唱える運用を検討してもいいとは思う。

ピン除去
・四肢切断(黒またはΦ/黒またはΦ/①)
青トロンの除去スペルの定番。ライフを犠牲にアグロの初動を食い止めるのに役に立つ。
ただし、ライフロスが後になって苦しくなるので、撃つならためらわずに撃つべし。温存するとライフの関係で手札で腐ってしまう。

・次元の歪曲(無①)
こちらも定番となった無色の準除去。パワーが上がるのでワームとぐろエンジンを攻撃参加の際に対象にとってパワーを上げるという使い方も可能
・歪める嘆き
打ち消しのパートでも紹介したが、今回は除去として紹介。
P/Tが1以下の生物を追放できる。具体的なターゲットを挙げると、親和の生物たち、2マナサリア、バラル、神童ジェイス、速僧、貴族の教主、マナクリ、遺産のドルイド等とたくさんある。他のサイドボードの呪文と散らして1枚挿しておくと痒いところに手が届く1枚として重宝できるハズ。


まとめ:カラーパイの関係上、いかんせん種類は限られる。四肢切断は思い切って使うのが吉。歪曲はメイン起用でもサイド起用でも狙いさえ絞れていればどちらでも可。

ドロー・サーチ系
・知識の渇望(青②)
ド定番。ただし、デッキのアーティファクト枚数は13枚以上にしておかないと思うようにアーティファクトカードを切れなくなってしまう。

・けちな贈り物(青③)
モダンきっての強力なアドバンテージ呪文のひとつ。
雑にフィニッシャーを4枚挿選ぶのもよし、パッケージを作るのもよし。
・溺墓での天啓(青X)
X枚をライブラリーから捲ってそれらを2つ自分が好きに山分けにして、相手が選んだ山の方を手札に加えられるカード供給呪文。
かなり強力ではあるが、今では高速環境のせいか、ほとんど出番がない。

・明日からの引き寄せ(青青X)
X枚引いて、1枚捨てる。ダブルシンボルが惜しい。
・予期(青①)
3枚捲って1枚手札に、残りはライブラリーの下へ。引きたい実がダブるとそこそこ凹むので、あまりオススメはしない。
・至高の意志(青②)
こちらも再び登場。予期と違って4枚捲れる。終盤でのフィニッシャー探しに一役買うことでしょう。
・加工(青②)
ソーサリー呪文。好きなアーティファクトカードを1枚ライブラリーから探して手札に加えることができる。宝物の魔道士や疎石の魔道士と競合するが、これらで満足できない人はこちらも併せて使ってみてみるのもアリ。
・血清の幻視
ソーサリー呪文。モダンを代表するドロースペル。13エムラを起用する場合はこちらを挿しておくとマナコストの割引の恩恵に与り易い。フェッチランドと組み合わせることで、さらにその恩恵が受けやすくなるし、血清の幻視自体もより有効に使える。
・選択
インスタント呪文。占術1のあとで1枚ドロー
起用する場合は構成を選ぶ1枚。初ターンで使うにも青マナを置かねば撃てない。
そして、青トロンがとれる青マナの割合は半分を下回るため、思うように撃てない可能性も。
まとめ:主に知識の渇望が優先される。ただし、アーティファクトが12枚を下回ったり、エルドラージの割合が多いようなら至高の意志を優先するのもアリかもしれない。
血清の幻視を使うときは13エムラは積みたい。最速4ターンに(例:墓地に土地・インスタント・ソーサリー・生物・アーティファクトで5マナ割引)8マナで13エムラを降臨させられる。


以上、バウンス呪文とドロー呪文系について紹介させていただきました。
ハーキルの召還術や霊気化もバウンス呪文なのですが、その辺はサイドボードで採用されうる呪文として紹介したいなと考えております。

それではまた次回!

コメント